あるとき、散歩の帰り道にふと思ったことがありました。
子どもとワンちゃんが並んで歩いている。
同じ家族なのに、身につけているものの世界観がばらばらだな、と。
子ども服はかわいいものがたくさんある。
ワンちゃん用品も、機能的なものは増えている。
でも、両方を並べたときに「同じ空気」を感じられるものは、少なかった。
「おそろい」をつくるのは、思った以上に難しい
子どもとワンちゃんのリンクコーデ。言葉にすると簡単ですが、実際につくろうとすると、すぐに壁にぶつかります。
まず、身体の構造がまったく違います。
赤ちゃんの肌はやわらかく、摩擦にも敏感。
動き方も、寝返り、ハイハイ、よちよち歩きと月齢によって変わります。
一方、ワンちゃんは四足で動き、引っ張る力がかかり、毛質や体型も犬種によってさまざま。
同じ柄、同じ色を使っていても、それぞれの身体に合っていなければ、ただ見た目をそろえただけになってしまいます。
だからこそ、子ども用とワンちゃん用は、設計の考え方そのものを分けています。
ベビー・キッズウェアは、国内の工場で一枚ずつ
赤ちゃんの肌に直接触れるものだから、ベビー・キッズウェアは日本国内の工場で縫製しています。一枚一枚、日本人の職人が仕上げる工程。縫い代の処理、糸始末の丁寧さ、タグの位置。
こうした細部は、着心地に直結します。
素材も、日常使いしやすいことを前提に選んでいます。特別な日だけでなく、毎日手に取りたくなること。洗濯を繰り返しても風合いが保たれること。そのバランスを、確認しながらつくっています。
ワンちゃん用品は、日本で企画し、専門工場で生産する
ワンちゃん用のハーネスやリードは、ベビー服とは異なるアプローチで制作しています。企画・設計は日本で行い、素材の選定、仕様の決定、検品基準の設定まで日本側で管理。そのうえで、ワンちゃん用品に強みを持つ工場で生産しています。
ワンちゃん用品には、引っ張りへの耐久性、金具の安全性、体へのフィット感など、アパレルとは異なる専門性が求められます。その専門性を活かしつつ、Doudou wauのデザインや品質基準を守る。この両立が、私たちのものづくりの形です。
柄は、すべてオリジナルで描き起こしている
Doudou wauのデザインには、既製の柄を使っていません。すべて、家族で身につけることを前提にオリジナルで描き起こしています。
子どもとワンちゃんが並んだときに自然に調和するよう、色のトーン、モチーフの大きさ、配置のバランスまで細かく設計しています。どちらか一方のためのデザインではなく、同じ空間にいる家族全員に心地よく映ること。
それが、柄をつくるときにいちばん大切にしていることです。
「リンクコーデ」ではなく、「同じ時間を着ている」感覚
私たちが目指しているのは、見た目の一致だけではありません。
子どもとワンちゃんが並んだとき、「同じ時間の中にいるな」と感じられること。
写真に撮ったときに、家族の空気感がそのまま残ること。
おそろいだから特別、ではなく、いつもの日常がほんの少しだけ整って見える。
そういう存在でありたいと考えています。
毎日のなかで、自然に手が伸びるものを
Doudou wauは、特別な日のためだけのブランドではありません。
朝の散歩。近所の公園。ちょっとした買い物。
何気ない毎日の中で、自然に手に取りたくなるもの。
それが、私たちのものづくりの出発点であり、大切にしていることです。
