前回の記事では、Doudou wauが表地に
ポリエステルのワッフルニットを選んだ理由についてお伝えしました。
今回は、裏地の話です。
ベビー服において、裏地は「見えない側」です。
けれど、赤ちゃんの肌にいちばん近い場所でもあります。
だからこそ、
表地以上に気を使って選んでいる素材があります。
肌に触れる面は、すべて裏地が担っている
Doudou wauのベビー・キッズウェアは、
表地と裏地で役割を分ける二層構造で設計しています。
表地が担うのは、見た目の美しさと耐久性。
裏地が担うのは、肌へのやさしさと着心地。
赤ちゃんが直接触れるのは裏地のほうなので、
この面にどんな素材を選ぶかは、とても大事な判断です。
Doudou wauでは、アイテムによって
2種類の裏地素材を使い分けています。
オーガニックコットンポンチ(SILK on VALLEY)
ひとつ目は、綿100%のオーガニックコットンポンチです。
オーガニックコットンは、
農薬や化学肥料の使用を抑えて栽培された綿花から作られた素材です。
化学物質の残留リスクが低く、
赤ちゃんの肌に触れるものとして安心感があります。
「ポンチ」とは、ニットの編み方のひとつで、
しっかりとした厚みがありながら、表面がなめらかで、
やわらかい肌あたりが特徴です。
Doudou wauが採用しているオーガニックコットンポンチは、
「SILK on VALLEY in YAMAGA」プロジェクトに関連する素材です。
SILK on VALLEYは、
熊本県山鹿市を拠点とした新シルク蚕業構想から生まれたプロジェクトで、
(株)あつまる山鹿シルクで生産されたシルクを生産工程に使用しています。
「やまがシルクによる世界に誇れる新しい付加価値の提供」と
「地域創生モデルの構築」を目指すプロジェクトから生まれた素材で、
農薬や化学肥料を使わない農地で育てたオーガニックコットンを使用しています。
この素材を裏地に使うことで、
赤ちゃんの肌に触れる面は天然素材100%。
吸湿性が高く、汗をかいてもやさしい着心地が保たれやすくなっています。
コットンミニパイル
もうひとつは、
コットン76%・ポリエステル24%のコットンミニパイルです。
パイルとは、タオルの表面にあるような
ループ状の糸が織り込まれた生地のことです。
「ミニパイル」はそのループが短く、
ふんわりとした肌触りでありながら、
引っかかりにくいのが特徴です。
コットンミニパイルの良さは、いくつかあります。
まず、吸水性の高さ。
パイルのループ構造が水分をしっかりからめ取るため、
汗をかきやすい赤ちゃんに適しています。
次に、やわらかさ。
中肉厚でふんわりとした質感なので、
肌あたりがやさしい仕上がりになっています。
そして、ストレッチ性。
ポリエステルが24%混紡されていることで、
適度な伸縮性が生まれ、赤ちゃんの動きを妨げにくくなっています。
さらに、この生地にはノンホルマリン加工が施されています。
ホルムアルデヒドの残留を抑える加工で、
ベビーアイテムに求められる安全基準に対応しています。
なぜ2種類の裏地を使い分けるのか
「全部オーガニックコットンにすればいいのでは」
と思う方もいるかもしれません。
けれど、アイテムによって求められる機能は異なります。
たとえば、肌に密着しやすいアイテムには
オーガニックコットンポンチの天然素材100%のやさしさが合います。
一方で、動きが多いシーンで使うアイテムには、
ストレッチ性と吸水性を兼ね備えたコットンミニパイルが適しています。
すべてを同じ素材で作るのではなく、
アイテムの用途と赤ちゃんの動きに合わせて選ぶ。
それが、Doudou wauの裏地設計の考え方です。
見えない場所にこそ、設計思想が表れる
裏地は、着ているときに外からは見えません。
写真にも映りません。
けれど、赤ちゃんがいちばん長く触れている場所です。
ぐずらない。
よく眠れる。
汗をかいても機嫌が変わりにくい。
そうした小さな変化は、
肌に触れている素材と無関係ではないかもしれません。
表地で見た目の美しさと実用性を。
裏地で肌へのやさしさを。
Doudou wauのものづくりは、
この二層構造を軸に設計しています。
Doudou wauのアイテムはこちらからご覧いただけます。
